意外と多いDINKS世帯

最近増え始めているという

今回、福岡の住環境を含めた総合的な不動産の話をしていく中で鍵となる部分がある。筆者も調べていく内に知ったが、最近増え始めている新しいライフスタイルが人気を呼んでいるという。それは『DINKS世帯』という、夫婦として婚姻届を戸籍として提出しているが、それぞれが仕事を持って子供のいない世帯のことを指している。結婚はしているが一先ず子供を作らずに夫婦二人だけの暮らしを長年継続していきたいと思っている、そんな人たちが新たに続出しているという。

その人がどんな生き方をして、どんな暮らしをしていくのか、そういった部分にここであえて肯定や否定といった意見を出す気はない。現代以前の話では人は決められた道筋で生きることを当然のごとく課されていた。自由もなく、また選択肢もなく、ただただ親から与えられたレールを歩いているだけでしかなかった人にとっては考えは共感できないと思う。いつしかそうした世情も変容してしまい、どんな職業について、どんな風に人生を歩んでいくのか、様々な道を形成できるようになったとともに色々な道が生まれ始めるようになった。これは現代的に言えば自由なのかもしれないが、同時にリスクも誕生したという事態を考えた人がどれほどいるだろうか。

このDINKS世帯についてもそうだ、夫婦ともにそれぞれの仕事を退職することなく、また子供の存在によって時間を取られることなく自分たちの時間を謳歌できるといった点は憧れだろう。子育てというものがどれだけ大変かは体感していなくても、知識として随分と知られるようになったため結婚しても子供を望まないのもありといえる。ここに落とし穴がある、自分たちの暮らしを最優先に考えていく暮らしによって生じるヒビはやがて大きな穴を生じさせる。

収入が多くても

子供がいない状態で夫婦ともに仕事を持っている状態だと、必然的に世帯収入は多くなる。そしてそれに伴う出費についても2人分で済ませられる。ここに子供がいると片方が仕事を一時的に休業、もしくは退職して子供のために時間を取らなければならない。そして子供に要する必要経費は多額を極める、そこを毛嫌いしているのだろうが、独身ならいざ知らずとも結婚して将来一人身で生涯を終えることはない人には子供の存在を考えないわけはない。

実際にDINKS世帯のとある家庭ではこれまでそれなりに夫婦だけの生活を満喫していたが、ある時ふと子供が欲しくなったという。その時は共働きとしてそれぞれに収入があったため月々40万円前後もあり、年収も800万円近くある世帯が子供を求めるようになった。これだけの稼ぎを持っているとそれなりに蓄えもしていると想像しがちだが、結婚してからというもの出費が多く、10年間の夫婦生活で積み上げてきた貯金額はわずか『180万円』しか無いというのだ。共働きでどうしてと思うが、これはそれぞれの生活を優先しすぎたツケがある。

お互いに仕事を持っていると当然それぞれが個人としての時間を持つことになる、帰宅してからも共に働いているからといって稼ぎを意識したライフスタイルをするようになってしまい、節約の二文字からかけ離れた生活水準を送っていたのだ。誰にでも当てはまることだが、お金があれば際限なく使用していればしているほど、その分ツケが自分に回ってくる。筆者も例外ではない、節約しようと心がけてもやむを得ない出費などが生じるなどしてどうにもうまくいかないところがある。

例えばの一例としてこの家庭で言うなら、子供の存在を意識するまでに使用していた生活費の一部を見てみると、

  • 食費:98,000円
  • 水道光熱費:17,000円
  • 通信費:23,000円
  • 教育費:20,000円

こんな感じになっている。いくら手取りが夫婦合わせて40万円と言っても、食費が毎月10万円に届くまで使用しているというのはどう考えても使いすぎだ。筆者の知り合い、と言っても学生時代の頃なのだが、その時に親からの仕送りで大半を食費に当ててしまい、毎月10万円も消費していると話を聞いた時にはさすがに度肝を抜かされた。この場合とではさすがに比べる是非もないが、社会人ともなれば確かに忙しくて色々なことを先送りにしてしまいがちになってしまう、そのためどうしても安易な方へと傾きたくなるのがこの結果に繋がっているとのだろう。教育費にしてもこれは当然子供ではなく、夫婦それぞれがしている定期的な習い事によるもの。

こうしてみると無駄な生活をしているというのは一目瞭然だ、これだといくらやっても収入が高くても充実した暮らしをしているとは言いがたいものになっている。

食費に関して言えば

先に紹介した必要経費として毎月掛かっているものの中で最優先にカットできるのは、やはり食費だろう。これは専門家に言わせればやろうと思えば半分にまで抑えることが出来るという。そのためには毎日の食生活を改める必要がある、具体的に言えば積極的に自炊を行なえということだ。無論毎日行うとなったらかなり大変なので、出来る範囲で自炊をしていけば直ぐに効果は現れるもの。作るのが手間という問題も生じるだろうが、その分生活にゆとりを持つことが出来れば多少の苦労もやむなしだ。

浪費問題は後の子供に関係する

DINKS世帯も一入夫婦だけの生活を堪能していれば、やがては子供が欲しくなるもの。そうした時に当然養育に伴った出費が嵩んでしまうため、先の食費やらの状態では破産ルート一直線だ。自分たちの生活にも関係していると思えばもう少し違うのかもしれないが、そこまで考えるほどのゆとりをDINKS世帯が持っているとは思えない。

いざ本格的に子供を持とうとしてようやく焦り始めるのではないだろうか、子供を持つことの意味と重要性、不都合に負担、そしてそれに見合うだけの対価を獲得できるというのを。今回の福岡ではこうしたDINKS世帯は全国的に見れば比較的多く存在していると統計的に確認されているようなので、その点についても追々で話をしていこう。

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